IoTデバイスの重要な特徴の１つが電池駆動です。IoTデバイスの場合、単三電池２本で数年間動作することを要求される場合も少なくないといえます。
無線通信を用いたデバイスを動作させる場合の設計技術としては、省電力という要素が非常に重要なテーマとなります。
Low Power Wide Area (LPWA)の技術を有効に活用するためには「低消費電力」に重点を置いて設計を行うことが必要です。つまり、多くのIoTデバイスにとって低消費電力対策は必須の技術として重要視されています。
自動車に関して言えば、一部の国で2050年までに段階的にガソリン車が制限されますので、世界的な流れとして電気自動車への切り替えが加速していくことが予想されます。
補助運転、自動運転、車内デジタル化などの進化で、車の中に搭載される電子部品が従来より大幅に増加することが予想できます。
電池駆動の電気自動車に使用されている電子部品は「低消費電力」が要求されます。
その一方で、市場には「低消費電力」技術というテーマでビジネス展開を図っている企業はほとんど無いのが現状です。
ミニ・ソリューションは市場で求められる「低消費電力」技術と現状の市場のギャップを埋めるため、各ツールとソリューションを提供します。
省電力ソリューションはそのうちの１つです。
弊社の省電力ソリューションのコア技術は半導体チップの低消費電力設計ノウハウを活かして、半導体チップを使用しているIoTデバイスや車載電子部品について徹底的に消費電力を抑える技術です。
消費電力を低減するために手法がいろいろありますが、Power Domainの制御とClock Domainの制御は重要な方法とは言えます。
PowerDomainのON/OFF制御により省電力を実現
クロックの制御により省電力対策